本当は、ものすごく手に入れたいものなのに、手に入らない場合、
人は時として、逆にそのものに対して貶したり悪口を言ったりすると思うのです。
「ブランド物のバッグとかそもそも興味ないんだよね。」
「つうか、その金額出すならあのデザインと素材は無いなー。傷目立つじゃん。」とか、
「別にあんな女、最初から遊びだったんだけどw」
「内定落ちたけど、別にあんなしょぼいとこ第一希望じゃなかったし。」
とかね。
アタシも、アクティブな人とかがものすごく眩しく見えて、自分もそうなりたいと思うのだけど
なれないから「やっぱ自宅が最高」とか「食っちゃ寝の生活たまらない」「休みの日は休まないと」みたいに言ったりね。
まあ、その気持ちに嘘はないけど、別に誰かに言う必要はないじゃん?でも言っちゃうんだよね。
『別に?アタシは好きでこうしてますから。』ってアピールしたいんだろうね。気持ち悪!
だからですね、散々貶したりしてても、いざ、それを手に入れたら絶対にテンションあがるだろうし、
自分が批判してたことなんてさておいて人に自慢したりすると思うんです。
「俺、Cさんみたいな女超苦手。ブスのくせに高飛車じゃね?」とか言ってる男にですね、
ちょっと猫なで声で接したら、コロっと「前からいいなと思ってた」とか言うように。
まあ、そうやって自分を誤魔化しているというか防御の一環なんだろうなーって思います。
なんで、こんなことを書いたかというと、うちの上司がですね、最近この傾向が顕著でして。
ミクシには書いたんだけど、
先月、サイパンから帰国後、職場で
「日焼けしてない?どっか行ったの?」と聞かれたので
「サイパンに行ってきました」と言ったあとの会話。
上司「え、なんでサイパンにしたの?グアムじゃなくて?」
私 「グアムは行ったことあるけど、サイパンは行ったこと無かったし、海もグアムより綺麗って知人から聞いてたので。」
上司「その理屈は分かるけど・・・・どっちかにしようと思ったら普通グアムでしょ」
私 「いや、だから、行ったことないところに行きたかったんですよ」
上司「だって、小さいよねサイパン。え、なんでサイパン? グアムのほうがいいじゃん」
私 「小さいけど、短い滞在だからその中でも一部しか行けなかったし充分でしたよ」
上司「( ´,_ゝ`)プッ じゃあ、サイパンじゃなくてもいいよねwwww」
え?なんなの??笑笑
なんで、この人こんなに絡んでくるの?っていうね。
夏にタイに行ったときも、バリに行ったときも、
「東南アジア好きだねー。俺そういう途上国絶対嫌なんだよねー。 よく行くよねー。」
ってしこたま言われた。
なんで、わざわざこんなこと言うんだろうって思ってたけど、
上述したように、本当は悔しくて羨ましくて嫌味を言っている、と自分なりに解釈して合点がいった。
ちなみに、この上司は非スマホなのですが、部署の人たちが続々とスマホにしているのを見て、
「ホントにスマホがいいと思ってスマホにしているのか」「ただのミーハー」「使いこなせないくせに」
などと言ったり(でも、誰よりもスマホについて詳しい。)
車を買い替えた人にはもれなく「え、よくよく考えてその車?え?なんで理由教えてよ。どこが良くて?」
「へぇー、、その説明聞いても俺はその車選ばないわー」などと言います。
本当は欲しいんだよね・・・。
そんな素直じゃないところが可愛くさえ見えてきたよ。
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