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*ソノヒグラシ*

薄給OLが己の所得を省みず散財してる日記です。主に、旅と酒に特化。
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キジカナ

ちょっと前になりますが美容院に行ってショートに戻しました。
ロングヘアに憧れつつ、アゴぐらいで断念するいつものパターンです。
やっぱショートはラクでいい。顔パーン!!ってなるけど。
顔パーンッってなるけど。
大事なことだから2回言いました。

私がキャラクターになったら、
たれパンダ・・・じゃなく、
「かおパーンだ」っていう名前がつくんじゃないかな?くすくす(*´艸`)


で、その美容室で読んでた雑誌の中で、林真理子が
木嶋佳苗についてコラムを書いてた。

しつこいですが、未だにキジカナには興味をそそられます。


真理子は、
「なぜ、こんなにも木嶋佳苗は注目されるのか、特に同じ女性に。
それは、女性の自尊心を大いにくすぐるからだ」的なことを書いてた。

私は今まで、
「なんでデブスなのにそんなにも男を騙せるの?
なんで男はこんな容姿の女のとりこになるの?」
という疑問が、この事件への興味をそそっているのかと思ってたんだけど、
どうやらそれだけじゃないなと感じた。

多分、この件に過剰に反応する女性は
(真理子しかり私然り)微妙にブスの女たちだと思う。

ブスは、もちろん美人が羨ましい。
ブスは頑張って頑張ってやっと男性に気に止めてもらえるのに
美人はただそこにいるだけでモテる。
同じことしても美人は許されるがブスは許されない。
美人は絶対的に得をする。

ブスな自分と美人との格差をこれでもかと経験してきたブスの道は
大体2つに分かれる。

【A】どうせなにしたって美人にはなれないし、
もー別にいいやという、卑屈からの開き直りタイプ。
【B】なんなら整形もいといません!
ぐらいの今より絶対綺麗になってやる!タイプ。

ところがキジカナは、開き直るAタイプでも、
躍起になるBタイプでもなく、
「(なぜか)振る舞いや言動が、”生まれついての美人”そのもの」
タイプだった。

そこに世のちょいブス女性(とくにBタイプ)たちは「ちょ待てよ」
と喰らいついているのではないかと思う。
ブスは、調子に乗ってるブスが大嫌い。
ブスを自覚していないブスが嫌い。

お前よりは可愛いであろう私だってこんなにも劣等感を持ち、
自分のレベルを理解し、身分相応に暮らしている。

少しでも綺麗になりたいと美容やダイエットに精を出し、
若さや美にしがみつき、それでも抗えない衰えに限界を感じ、
落ち込んだり悲しんだり苦しんだりしている。

お前はブスでデブでババアなんだから、もっと落ち込めよ、
いつも劣等感を持って暮らせよ。

それが劣等感どころか、まるでイイ女かのように
何人もの男をたらしこみ貢がせいい暮らしまでしてありえない許せない。
なんでその容姿でそんな風に振舞えるのか。
お前は思っちゃいけない側の人間だろう目を覚ませ。

と。


『惨めな思いをしてこそブス』

そうじゃなくちゃ、納得できない女性たちは歯噛みし、
なお更気になる存在になる。
そして、そういう女が分相応に堕ちていく様を見るのが痛快なんじゃないかと、
傍聴券を嬉々として得ている女性を見るたびに思う。


そういう感情のほうがキジカナよりよっぽど薄汚いと思うのは私だけかな。

自戒の意味もこめて。

でも本当は、女性たちはキジカナのメンタルが羨ましいのかもしれない。

ちなみに、キジカナは獄中でもお金を使いまくってるし、
お肌のことばかり気にしているそうです。
その金の出所どこだよ(笑)