おじさんの運転する車はぐんぐんと走っていく。
「いや、結構距離あるわ。これ歩こうなんて無謀だったね。早めに乗れてよかったね」「行きはそんなに遠く感じなかったのになあー」「あ、この道!おとといも通ったね^^ あのカーチャーターのガイドさんたちが間違えてここ曲がったんだよね^^」「そうそう、もう一本先の交差点なのにね^^」「二回も間違えたしね^^」なんてほのぼのと会話。
しかし、
「あれ??この道を曲がるんだよね?曲がらないね?別のルートがあるのかな?」「いや、それにしても結構通り過ぎてない?」「うーん・・・・このおじさんも間違えてるのかしら・・・」と不穏な空気。
私達が曲がると思っていた交差点から10分ぐらい車を走らせたところで、
「着いたよ!
」とオジサン。
(゚△゚;)エ?あれ?私が思ってた雰囲気とだいぶ違う・・・フェイブホテルってもっと繁華街の中じゃなかった?
だいぶ周り閑散としてますけどー、、
でも建物にはフェイブホテルって書いてあるし、、
うーん・・・・
お金を払う前に「ここ、本当にフェイブホテル スミニャック?」と聞くと
「そうだよ。書いてあるでしょ。一応聞こうか?」とオジサンが車の窓を開けて、
ホテルの関係者らしき男性に「ここはフェイブホテル スミニャックだよな?」と確認したら
「そうだよ」との返事。
なんか、、腑に落ちないけど、、、まあそうなのか、、、
とチップ込みで120,000Rp払って、ありがとう、と降りる。
オジサン、ブオーンと立ち去る・・・
とはいえ、マジで違う気がするー・・・
と、不安げな表情できょろきょろしてたら、ホテルの警備員さんに
「どうしたの?」と声を掛けられた。
「あの、、、ここって、フェイブホテル スミニャック?」と聞くと、
「え?ここは
フェイブホテル ”ウマラス ” だよー」
( ゜Д゜)
( ゜Д゜)
( ゜Д゜)
What's!?・・・・ウマラスってどこやねんっ!!!


ギャアア!!待ってー!!さっきのおじさん待ってー!!!
てか、「そうだよ」って言ったヤツ~!!!適当かーーー!!
もしかしたらアイツ、ホテル関係者じゃなくてただの通りすがりだったんじゃね?
しかしまさか、他にもフェイブホテルがあったなんて・・・・。
でも、スミニャックって念をあれだけ押したのにさー。
さて、困った。
おじさんは行ってしまったし、チップあげちゃったからお金もスッカラカンだし、
ここが一体どこなのかもよく分からないし。
とりあえず、その警備員さんがタクシーを呼んでくれると言う。
でも僕たちお金が無いんだ・・・
パトラッシュ、、僕はもう疲れたよ・・・
仕方なく、フェイブホテル ”ウマラス ” のフロントに行き両替をお願いしにいくと、
フロントには2人従業員がいて、一人は電話中、
もう一人はなんか外国人のおばさんにクレームつけられてて対応中。
そして、電話が終わった従業員も、そのおばさんのやり取りが気になるらしく、
全然こっちの対応してくれない・・・
ジリ・・・ジリ・・・
やっと対応してくれたと思ったら、
「え?両替?ここはレート低いよ?明日の朝、このすぐ近くの両替所に行ったほうがいいよ!」
と言われる。ワシら今すぐルピアが必要やねんっレートなんて気にしてられんわいっ
と、そこで両替。
あれ、今アタシ、
レートなんて気にしてられんわいっって思った?思ったよね?
・・・少し前まで高レートの両替所探しながら歩いてましたよね・・・・
それが、どこよりも低レートで両替するハメになるなんて・・・・
やっとのことお金を手にし、タクシーを呼んでもらって、なんとかスミニャックまでたどり着いた・・・
そこで、不安と緊張の糸が切れたのか、私も夫もイライラが爆発し、
レストランでご飯を食べてる最中かなり険悪状態に。
激おこぷんぷん丸状態の夫は、さっさとホテルに戻っちゃうし、
SA☆I☆A☆KU☆
最後の最後で、やってくれたな!
って感じです。
もっと英語が理解できて話せれば、ストレスも溜まらず
スムーズだったのかもなあ~。
まあ、過ぎてしまえば、こういうハプニングは笑い話ですが!笑
そんなこんなで、明日は帰国日~。
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